るろうに剣心*佐藤健がすごい。
公開初日に鑑賞してきました(9月1日)。
るろ剣の漫画・アニメ世代なので一般的な知識やイメージは持っていますが、細かい設定やストーリー展開などは分からないので、そのへんのことは書けませんのであしからず。
とにかく私に言えることは、
佐藤健演じる剣心がかっこよかった!ということに尽きます。
佐藤健が剣心を演じるとの発表があったとき、「あーーーーなるほどね」っていう感じだったんです。
仮面ライダー電王から見ているので、心優しくて、どこか抜けている演技は想像できたし、スイッチオフの剣心はきっとハマるんだろうなって思っていました。
だが!しかし!
スイッチオンになったとき、”緋村抜刀斎”になったときの佐藤健くんの演技がとてつもなくすばらしかったです。
私は、【怒】の演技が好きなれるかっていうのが、その俳優さんを好きになるか否かの大きな要素を締めています。
静かに怒る
目だけで怒る
感情を爆発させて怒鳴る
物に当たる
どんな演技でもよくて、【怒】の演技が素晴らしい(私が鳥肌が立つ)人って大好きなんです。
皆さんありませんか?ここ演技見ちゃう!これされたら弱い!みたいな。
私はあれです、コミカルな演技も好きな俳優さんが決まる要素の一つです。
でね、佐藤健くんなんですけど、本当に【怒】の演技が秀逸でした。
昔の抜刀斎の【狂気】
剣心の【怒り】
我を忘れて、剣心から抜刀斎へ変貌するときの【箍が外れる瞬間】
抜刀斎の人格に完璧に飲み込まれてしまった【恐ろしい程の狂気】
剣心のビジュアル&原作の設定をご存知の方はお分かりかと思いますが、
剣心は前髪が長いので、前髪で目が隠れることが多いんですね。
前髪の乱れは、剣心の本気スイッチが入ってることの現れだと思うのですが、その前髪の乱れによって目が隠れてる。大事な目が。でも目を見ずとも狂気は分かるっていうか。その目が鋭いものであれ、死んだ目であれ、・・・まぁ見えないんですけど、どっちでもいいんだと思います。
それくらい、佐藤健は【狂気】【怒】を表現するのが上手かった。
まぁ、素人の私が何を言ってもペラいですけどね!
でも本当にすごかった。
そして、表情やオーラだけではなく、声も素晴らしかったです。
佐藤健くんって、地声がちょっと個性的というか。
甘くて、何か引っかかってる?って感じで、「いい声」とは言い難い声ですよね。
情けない声が一番似合うんじゃないかっていう声。(伝われ)
その地声が、通常の「剣心」の時の情けない声にすごく合う。
「~でござるよ」っていうのがすごく似合う。優しい。
「おろろろろ」っていうのもすごく似合う。どんくさい。
でもね、でも。
怒るときの声がとてつもなくイケメン声でした。←
地声と違う。全然違う。なんだこれっていうくらい違う。
映画観てください。まじで怖いところありましたから。声。
あの時、私ゾワーーーーって鳥肌が立ちました。
怖くて。ゾワーーーーーって。
そして、この映画の最大の売り(とされている)、アクション。
これもとてもすごかった。(私に語彙を下さい)
ワイヤーアクションを使っているのは知っていたけど、こんなにナチュラルに使っているとは思いませんでした。1箇所だけ「およ?」ってところありましたけど。
剣心のアクションは、【超人的であり得ないほど凄い】というものではなく、【身体能力が素晴らしい抜刀斎がやりそうな】アクションでした。
ワイヤーアクションでよくある、重力に逆らうという、いかにもなシーンは(その一箇所は除いて)ない。
豪邸の庭で、ワイヤーを付けて円形にめっちゃ体を倒して走るシーンあったじゃないですか。
何コレあり得ないでしょう、ってWSを見て思っていましたけど、あれも意外と普通に見えました。
あのシーン、すごく重要な、核となるシーンなのかと思ったらそうでもなかったというwふふふ
んーーーーっと、あれですね、ネタバレ含んでしまうのでうまく言えませんけど。
とりあえず、瞬きしちゃダメです。
冒頭のシーンも含めて、剣心の対大人数との戦いは特にのすごいスピード感のある映像なので、気を緩めてると「え。今何したの?」ってことになりかねません。
(なった人がここにいます)
そして、佐藤健くんの鍔競り合いも必見です。
殺陣って、「あーーー殺陣だな」ってものが多いですけど、この映画は本当に「戦い」で「鍔競り合い」でした。
ちゃんと当ててる。(ように見える)
これはどれだけ練習したのでしょうね、佐藤健くんの身体能力は素晴らしすぎると思います。これは私が今まで見た殺陣の中で一番かっこいいと思った殺陣でした。
うまく伝えられなくて悲しいですけど、そんな感じです。
もう1回見に行きたい度 ★★★★★
おわり。
他のキャラクターについては、また今度書きたいと思います。